- 一般的に言われている原因
- アレルギー反応
- 原因の一つとしてアレルギーが挙げられています。アレルギー反応が気管支で起きて喘息発作を誘発するということです。 しかし、いつもと同じホコリ等のアレルゲンを吸い込んでいるのに、発作が出たり出なかったりする等、アレルギー反応だけが原因とは言えない面があります。
アレルゲン=室内塵、ホコリ、ダニ、カビ、ウイルス、ペット、薬物、花粉、食物アレルギーなど多数。
- 自律神経
- 交感神経と副交感神経が、気管支に2つの相反する命令を出します。交感神経は気管支を広げる働きがあり、副交感神経は気管を狭める働きをします。
当然のことながら、副交感神経が強く働く(気管支が狭められる)深夜から早朝にかけて、喘息の発作は起きやすくなります。
- 心理的要因
- 気道の広さが自律神経の影響を受ける以上、心理的な面が作用することは否定出来ないでしょう。ぜんそくの子供さんの特徴に、過剰適応、欲求の抑圧、失感情症的などの傾向が見られるようです。
- 遺伝的要因
- アレルギー症状の遺伝確率は、両親ともにアレルギーでない場合は約20%くらい。両親のどちらかがアレルギーの場合で約50%くらい。両親が共にアレルギーである場合、子供さんに約60%くらいの確率で出ると言われています。
- 季節・気象
- 花粉、ダニ、気温の変化等々の原因で、春と秋の季節が1番多いようです。冬はカゼ・インフルエンザ・肺炎等の原因で、喘息の発作が起きやすくなります。また、気圧が下がったとき(台風の通過など)に起きやすくなります。